何故フランスなのか…それを知りたくなる講座が行なわれました。
28日(日)午前10時 エコパにフランス車が続々と集まりました。
目を引くのは、あきらかに古いと分かる赤い大きなバンと馬車のような車、そのオーナーが今回の講師・中村樹(なかむらいつき)さんです。
参加者は「何だぁ〜?」と触ってみる・写真を撮る・覗き込んで乗ってみる…それでやっと落ち着いて話しを聞く気になりました。
座学は、スタジアム内の研修室で。
フランス車の歴史・日本での歴史が語られた後、フランス人の自動車観が「生活を豊にする道具」であり日本では「財産」と観る違いが語られました。ここは、大きなポイントです。
確かに日本では、「いつかはクラウン」と言う言葉が有ったように高級車に憧れ、背伸びをして車を選ぶ、ローンで購入し生活を圧迫する、ピカピカに磨いて走る見せ物になっています。
座学の後半では、「スローライフ的見地からの自動車観」が語られました。
私は自分の言葉に置き換えて、身の丈に有った車選びとは…、足るを知る便利さとは…、「お手入れする」愛着心…、と感じました。フランスではマニュアル車が根強い人気だそうで、マニュアル世代の私にはその楽しさが良く分かります。そして、もうひとつ共感した事は、車の顔つき!(フロントマスク)です。バックミラーで迫ってくる車を見ると”ガウガウ”吠えていそうな日本車が最近気になります。もっと穏やかな顔で譲り合う車社会を。
座学の後は試乗です。
今回集まったフランス車は全部で9台です。
プジョー307SW、ルノー・メガーヌ、シトロエン・エグザンティア、2cv・Hトラック・・・
オーナーさんからそれぞれの特徴と、なぜその車種を選んだのかが語られました。参加者は、興味のある車を運転したり後部座席でくつろいだり…なるほど!フランス車ね!と感じることが出来ました。